一般社団法人社会科学総合研究機構(RISS)

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【6月5日(土)17時〜オンライン開催】RISS主催特別講演会「環境先進国EUに学ぶ ~SDGsの核『グリーン成長』は可能か」

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社会科学総合研究機構(RISS)では、21年6月5日(土)午後5時から環境と成長の両立を問う講演会を一般公開で開催します。テーマは、「環境先進地域EUに学ぶ~SDGsの核『グリーン成長』は可能か」です。EU(欧州連合)が世界に先駆けて進める「グリーンディール」政策の細かい検証により、国連の掲げる「持続可能な開発目標」(SDGs)の可能性を追います。

特別講師として、EU経済に造詣の深い和田聡子・大阪学院大学教授(経済学博士)をお迎えします。勉強会は1時間半の予定で、前半で和田氏に講義いただき、残り後半で皆さまと討議を深めます。日本人が環境問題を深く考えるに当たり、その理念を学ぶ良い機会になると思います。会員以外にも広く参加を受け付けますので、奮ってご参加ください。

【講師プロフィール】

和田 聡子(わだ・さとこ)

神戸市出身.
1994年 関西学院大学経済学部卒業.
2000年 神戸大学大学院経済学研究科博士課程後期課程単位取得満期退学.
現 在 大阪学院大学経済学部教授. 博士(経済学)神戸大学.

専門分野:競争政策、経済政策、EU経済論

主要著書:
『EUとフランスの競争政策』(単著) NTT出版, 2011年.
『フランスの流通・政策・企業活動』(共著) 中央経済社, 2015年.
『シティプロモーション:地域創生とまちづくり-その理論と実践-』(共編著) 同文舘出版, 2017年.
『EU経済入門』(共著) 文眞堂, 2019年.
『地域活性化のデザインとマネジメント』(共編著) 晃洋書房, 2019年.

【講演会趣旨】

国連の掲げる「持続可能な開発目標」(SDGs)という二律背反的な目標達成は、果たして可能なのでしょうか。世界の温暖化ガス排出を「実質ゼロ」にすると言っても、それには巨額の環境投資が必要で二の足を踏むのが普通です。しかし、EU(欧州連合)はその難問に敢然と立ち向かっています。2019年末に欧州委員会の初の女性委員長に就任したフォン・デア・ライエン氏のもと、「欧州グリーンディール」を提唱し、いち早くカーボン・ニュートラルを打ち出して世界をリードしています。

そこには、EU各国の若い世代を中心とした環境問題への揺るぎない信念が後押ししているようです。ここに日本人も学ぶ精神があります。当勉強会では、EUの掲げる環境政策を細かく検証しながら、環境と成長をどう両立させるかを問います。21世紀に入って世界は社会の分断を強めており、それはEUも例外ではなく、世界を環境によって統合へと向かわせる可能性を感じさせるものです。

 

お申し込みは下記からお願いします。

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